2022-06-21
偏差値50大学 高校世界史 参考書&問題集ルート (東大合格請負人 時田啓光 合格舎)
こんにちは、東大合格請負人の時田啓光です。
目標大学別の高校世界史の学習参考書ルートを紹介します。
※偏差値は河合塾発表のものを参照しています。受験方式によっては世界史が不要の学部もありますのでお気を付けください。
偏差値50前後の大学編※
※文教大(国際)、産業能率大(経営)、駒澤大(法、経済、経営、グローバル)、獨協大(法、経済)、東京都市大(都市生活)、専修大(法、経営、経済)、東京経済I(現代法、キャリア、経済)、東洋大(法、経済、ライフデザ)、日大(法、文理、商、経済)、立正大(法)、近畿大(法、経済、経営)、中京大(現代社会、国際)、名古屋外国語(世界供応、現代国際)、龍谷大(法、経済、経営)、福岡大(経済、商)など
世界史初心者はマンガから
『ゆげ塾の構造がわかる世界史【増補改訂版】』
[特徴]
世界史って覚える事がたくさんあって大変そう、そんなイメージをぶっ壊してくれます。「黒人はなぜ足が速いのか」「なぜアメリカは銃をもっているのか」などの答を歴史から教えてくれます。思わず「へーそうなんだ、なるほど」と言ってしまうでしょう。マンガとしても面白く構成されていますし、歴史が暗記科目ではなくて「理解」していく科目だと分かるはずです。勉強という堅苦しさは一切ありませんので、まず読み物としてこちらを読んでみてください。◎こんな人にオススメ
・英語に苦手意識が強い人 ・何していいか分からない人 ・マンガ読むのは好きな人
世界史はまずタテから一気に見ていこう
『タテから見る世界史 パワーアップ版 (大学受験プライムゼミブックス)』
[特徴]
世界史の教科書で勉強しようとすると、時代も場所もドンドン変化していって「今なんの時代?」「あれ?今どこの地域の話してんの?」と迷子になる人がたくさんいます。本書は、各地域ごとに最初の時代から最後の時代まで一気に通して学べます。内容は薄い、だからこそ読み切れます。細かく色々覚えろ!って言われると疲れちゃいますが、ざっくりどんな事があったのか重要な出来事だけ教えてくれると続けて学びやすくなります。そんな歴史初心者の人にこそオススメしたい内容です。◎こんな人にオススメ
・世界史は話が長くて読み切れない人 ・簡単にまとまったストーリーで学びたい人 ・学校の定期テストで点数が取れない人 ・まだ世界史をほとんど勉強していない人
タテが終わったらヨコを学ぶ
『ヨコから見る世界史 パワーアップ版 (大学受験プライムゼミブックス)』[特徴] 世界史の問題を解く時に、非常に役立つのは「同じ時代に起きた出来事」を知っておくことです。1つの地域だけで考えても分からないことが、別の地域の影響を考えると「なるほど!」って納得できることがたくさんあります。原因と結果のつながりを考える習慣をつけておくと、共通テストの新傾向の問題も国立の記述問題にも応用できるようになります。初心者も、応用力をつけたい人にも幅広く役立つ参考書です。◎こんな人にオススメ
・それぞれの地域(タテ)の歴史を一通り知ってる人 ・出来事がなかなか覚えられない人 ・複数地域にまたがる問題を解けるようにしたい人 ・応用力をつけたい人
必ず使いたい辞書
『世界史用語集 改訂版 アプリ付き』
[特徴]
用語の説明はもちろん、重要度を数字レベルで教えてくれる辞書。電子辞書に用語集が入っている人もいると思いますが、少し古めの用語集(2018年以前のもの)や専門的すぎて使いづらい用語集(山川と角川)だったりする場合があるので注意です。ただ調べるだけであれば電子辞書でも良いですが、テストのために理解したり覚えるには私は紙の用語集である本書をオススメします。教科書や問題集で「これってどういう意味なんだろう?」となったらすぐ本書で調べよう。調べたら「正の字」で調べた回数を書いておくと重要度がよりハッキリ分かるようになります。さらに、アプリでは本書に載っていない地図や写真など資料も見れるのでぜひ活用しましょう。◎こんな人にオススメ
・世界史を学ぶ全ての人 ・教科書の説明だと物足りない人 ・基礎学習から入試対策まで一貫した学習をしたい人
重要ワードを一気に学べる
『時代と流れで覚える! 世界史B用語』
[特徴]
それぞれの時代の重要キーワードだけを一気に学べる参考書&問題集です。左ページは地図や人物、出来事のポイントがまとまっていて、右ページには穴埋め形式の問題演習があります。学習した内容をすぐに演習ができ、しかもただの暗記ではなく、その時代の流れが分かるように演習ができるので内容理解が深まります。1番最初に手に取って欲しい問題集です。できれば、半年以内には1周終わるように取り組んで下さい。最初から地道にコツコツ100%覚えていこうとすると、途中で疲れて止めちゃったりしやすいので、最初は2~3割覚えるぐらいで構いませんので最初から最後まで、できるだけ短い期間で勉強を進めてみてください。◎こんな人にオススメ
・効率よく世界史を学びたい人 ・重要な用語をまとめて知りたい人 ・覚えることが多くて困っている人 ・定期テスト対策も模試対策もしたい人
マーク演習
『マーク式基礎問題集 世界史B 六訂版 (河合塾シリーズ)』
[特徴]
入試で本番と同じマーク式の問題集です。選択肢から正しいものを選ぶ力は、用語を覚える暗記勉強だけでは身に付きません。書かれている説明が正しいのか誤っているのかを判定する練習は、内容理解を深めてくれますし、本番ではどんな風に問題が出題されるのかが理解できます。本書に取り組んで、用語の暗記で不足していた情報や覚え間違いしやすい点を整理して、入試で合格点をしっかりとる練習をしましょう。◎こんな人にオススメ
・世界史を一通り勉強はした人 ・問題演習をまだあまりしていない人 ・用語の理解度をチェックしたい人 ・本番の入試のような実戦的な演習をしたい人
レベルを絞った用語暗記が可能
『一問一答 世界史 ターゲット 4000 三訂版』
[特徴]
比較的問題量が少なく、しかもレベルに合わせた演習が可能な一問一答形式問題集。問題数は4000問ですが、1問で複数用語が質問されているので4000語以上学習できます。学習の仕方も丁寧に説明があるので、問題に入る前に最初の説明をよく読んでから学習するようにしておきましょう。偏差値50程度であれば共通テスト~私大上位レベルの2170問は9割正解できるように演習しておきましょう。余裕があって、世界史を得点源にして周りと差をつけたい人は「難関大で必ず覚える920」を7割程度覚えておくと良いでしょう。「難関大で差がつく」は解く必要ありません。◎こんな人にオススメ
・定期テストレベルから入試レベルまで網羅したい人 ・レベルに合わせて効率的に学習したい人 ・その他大勢と差をつけたい人
地図問題をマスターしよう
『ビジュアル世界史問題集<改訂版> (駿台受験シリーズ)』
[特徴]
世界史の模試や入試問題を解いていると、地図をイメージできているかどうかで大きく点数差が開いてしまいます。本書は、世界史の重要事項が全て地図で紹介されています。覚えたつもりになっている単元を地図から復習したり、用語を覚える時に地図を確認して学習したりすることで学習効果が飛躍的に向上します。時代によって領土拡大した影響、どこの川の近くで栄えたのか、貿易の関係性など具体的に学ぶ上で必須の参考書であり問題集です。地図に特化したものは他にほとんどありませんので、ぜひ活用しましょう。◎こんな人にオススメ
・地図問題が苦手な人 ・世界史の流れをイメージできるようにしたい人 ・用語の暗記から抜け出して世界史強者になりたい人 ・その他大勢と差をつけたい人
レベルに合わせた問題演習
『大学入試 全レベル問題集 世界史B シリーズ』
[特徴]
自分の志望大学のレベルに応じた演習書です。本書は、時代順にテーマ演習ができるので本番レベルでの実践的な問題を知ることができ、解説もポイントがまとまっていて、さらに応用がきく追加情報なども紹介されているので非常に幅広く学習が可能です。レベル1で基礎事項を覚えているか確認して、覚え足りていないところは単元学習に戻りましょう。レベル1が9割以上解けるようになったらレベル2に取り組んで、同様に9割以上解けるようになったらレベル3に進めてさらに実力をつけておきましょう。◎こんな人にオススメ
・世界史の勉強を一通り終えた人 ・実力チェックをしたい人 ・本番の入試のような実戦的な演習をしたい人
志望校&同レベル大の過去問
『赤本などの過去問 シリーズ』
[特徴]
自分の志望校の大学、そして同じくらいの偏差値で問題形式が似ている過去問を選んでください。解くタイミングは、できれば3年生になる前の春休みです。解けなくても構いませんので、どういう問題が出題されるのか、制限時間が何分なのかは知っておこう。また、ある大学で出題された問題が別の大学で出題されることはよくあります、特に同じレベルの大学であれば、見かけ上ほとんど同じ双子みたいな問題が出ることもあります。また、同じ大学でも別の学部の問題や、個別試験日程と全学部試験日程の問題を片方だけ解くのはもったいないので、必ず取り組むようにしてください。理想は5年分、最低でも2年分は解くようにしておきましょう。