2022-06-04
偏差値55~60大学 高校数学 参考書&問題集ルート (東大合格請負人 時田啓光 合格舎)
こんにちは、東大合格請負人の時田啓光です。
目標大学別の高校数学の学習参考書ルートを紹介します。
※偏差値は河合塾発表のものを参照しています。
偏差値55-60レベルの大学編※
※東京理科大(理、理工、先進工、創域理工)、上智(理工)、北里(獣医)、明治(総合数理、理工)、青学(理工)、同志社(理工、生命科学)、立教(理)、学習院(理)、工学院(先進工)、中央大(理工)、法政大(理工、デザイン工、情報科学)、立命館(生命科学、情報理工、理工)、関西大(システム、環境都市工、総合情報)、関西学院大(理、生命環境)、近畿大(建築、情報)など
何が分かっていないか分からない、と悩んでたら取り組む本
『改訂版 中学校3年間の数学が1冊でしっかりわかる本』
[特徴]
高校数学の勉強がなかなか進まない人は、中学数学がよく分かっていない場合がものです。本書では、中3の全範囲を一気に学び直しができます。公式やポイントがまとまっていて、そのあとに演習問題がついているので勉強しやすく構成されています。どこが分かっていないかを効率的に学ぶには、おすすめの1冊です。◎こんな人にオススメ
・まずは数学の苦手意識をなんとかしたい人 ・高校数学で分からないことが多い人 ・学校の定期テストで点数が取れない人
学校の教科書や問題集が難しいと感じたら取り組む本
『高校数学をひとつひとつわかりやすく。改訂版 シリーズ』
[特徴]
文字が大きくて、ポイントが分かりやすくまとまっているので、数学に苦手意識がある人でも取り組みやすい。問題数は少ないけど、だからこそ達成感を得やすいので勉強そのものが苦手な人に取り組んでもらいたい1冊です。学校の問題集が進まない人はぜひコチラを利用してみてください。◎こんな人にオススメ
・集中が続かない人 ・学校の授業についていけない人 ・できるだけ時間をかけずに学びたい人
まず計算練習を固めておこう
『数学I+A+II+B 計算力トレーニングドリル ~確実に力がつく厳選問題70』
[特徴]
『チャート式』や『フォーカスゴールド』などの総合問題演習がななかなか進められない人の多くが、計算力が低い。テストで時間が足りなくて点数が上がらないと悩んでいる人に最適な問題集です。本書では、大学入試で問われる基礎中の基礎である計算練習の超頻出パターンを網羅してくれています。「まだ公式が身についていないな」とか「プラスマイナスの符号ミスが多いな」と感じている人には特に取り組んでもらいたい1冊です。◎こんな人にオススメ
・数学に苦手意識がある人 ・テストが時間以内に解き終わらない人 ・解くスピードが遅いと感じる人 ・公式や定理がうろ覚えの人
1人だと勉強が進まない人の解決本
『高校 数学のトリセツ!数学 シリーズ』
[特徴]
学校の勉強の予習復習に最適な1冊です。問題数は多くありませんが、数学が苦手な人でも無理なく分かりやすく学べるように構成されています。しかもすべてのページに解説動画がついているので、疑問点を1つ1つ解決できるようになっています。いきなり問題集を解く前に、ぜひ取り組んでもらいたい1冊です。※大学によって理系でも数Ⅲが不要な場合がありますので、詳しくは各大学の募集要項を確認下さい。◎こんな人にオススメ
・まずは数学の苦手意識をなんとかしたい人 ・高校数学で分からないことが多い人 ・学校の定期テストで点数が取れない人 ・紙の本だと集中が続かない人
単元速習したいならコレ
『プレ1対1対応の演習/数学 シリーズ』
[特徴]
「プレ」の本書は、教科書レベルから進研模試の標準レベルまで対応できます。各単元で必要最低限学ぶべき内容がまとまっているので、基礎的な力はしっかり身に付きます。余談ですが、これの上位問題集に「プレ」がついていないものがありますが、単元学習向きではないですので数学の難問をドンドン解けるようにしたいと考える数学強者だけ取り組むのをオススメします(既に数学の演習がある程度終わっている人であれば取り組めますが)。教科書では学べない、模試や入試本番特有の条件設定や記述方法を学習できるユニークな問題集です。文字がギュッとまとまりすぎているので人によっては読みづらいかもしれませんが、将来的に更にレベルの高い問題集を取り組む必要があるので、このレベルは当然こなしておきたいものです。高3や浪人生であれば特に取り組む必要はありません、高1~高2の方が取り組むのをオススメします。※数学Ⅲは現時点で取り扱いがないので注意。◎こんな人にオススメ
・中学から数学がずっと得意な高1 ・試行錯誤するのが辛くない人 ・高い記述力を養いたい人 ・数学を得点源にしたい人
学んだ基礎を入試問題でどう生かすか分かる本
『合格る計算 数学 シリーズ』
[特徴]
こちらの計算問題集は、『数学I+A+II+B 計算力トレーニングドリル ~確実に力がつく厳選問題70』などで基礎的な計算トレーニングが終わった方に取り組んで欲しいものです。基礎的な問題は公式をきちんと使えれば解けますが、入試問題になると手間がかかり過ぎて制限時間以内に終わらないって人が続出します。本書は、各単元で「計算を時短するポイント」が分かりやすくまとまっていて、具体的な演習問題が十分に用意されています。この問題集が反射的に解けるようにしておくと、模試や入試問題文を読み込む時間や記述する時間もとれるようになるので、テストで心の余裕が生まれるはずです。偏差値55~60の大学入試の基本や共通テストに向けた基礎固めにもなりますし、本番前に計算スピードのチェックにも利用できます。◎こんな人にオススメ
・超基礎的な計算はできる人 ・テストで時間が足りなくて困る人 ・時短解答テクニックを知りたい人
過去問を解くための土台作り
『数学基礎問題精講 シリーズ』
[特徴]
偏差値55~60の大学入試小問や共通テストに向けた基礎固めをするのにオススメの問題集です。最小限の問題数で、入試頻出の重要問題だけを効率的に学べる内容です。教科書レベルの単元別問題を一通りこなした上で取り組むのがベストです。一般的な入試対策の問題集にしては解説が丁寧なので、塾無しで1人で学習する方でも無理なく学習しやすく構成されています。全分野の単元別ポイントがまとまっているので、志望校の過去問を解いてて分からない分野が出てきたら、その問題の対処法が分かります。◎こんな人にオススメ
・教科書の基礎レベルの学習が終わった人 ・分厚い問題集だとやる気が起こらない人 ・模試・入試対策を始めようと思ってる人
自分の得意分野・苦手分野を伸ばす
『志田晶の面白いほどわかる本 シリーズ』
[特徴]
学習を進めていると「数列苦手」「確率苦手」「整数苦手」となるのはよくある事です。本書はそれぞれの単元に特化して、超基礎から入試難関レベルまで幅広く問題が紹介されています。苦手な人は苦手克服ができますし、この分野を得点源にしたいっと考えてる人には偏差値をグンと上げる考え方と演習を提供してくれます。他の問題集や過去問を解いてみてから、自分に合った内容の本を選んで演習するのをオススメします。特に数列と確率と整数は他の受験生が苦手にしやすい分野なので、ここで点数をとれると差をつけやすいので必ずおさえておきたい。特に偏差値55~60レベルを目指す人であれば、本書の内容を「知らない」では危ないですよ。◎こんな人にオススメ
・自分の得意不得意分野が分かっている人 ・単元別の復習を一気に進めたい人 ・苦手克服・得点源獲得したい人
新傾向の思考問題に対応するための本
『思考力・判断力・表現力トレーニング シリーズ』
[特徴]
公式使えばすぐ解けるような問題はできるようになったけど、読み取り問題に対応できないと悩む人の解決本です。特に共通テスト対策をしていて、なかなか模試で点数が伸びない人は必ず取り組んでもらいたい。教科書の問題や標準的な問題集には載っていないような文章問題や初見問題は、どんな風に読み解けば良いのかを具体的かつ、たくさんのヒントを通して教えてくれます。しかも、同じテーマの問題を色んな視点で演習できるので「分かったつもり」になるのを防いでくれます。最小限の読解量で高い成果を出す実感を、本書でぜひ味わってください。◎こんな人にオススメ
・読解問題・初見問題が苦手な人 ・共通テスト対策に苦戦している人 ・解答スピードを上げたい人
入試問題にチャレンジする前の最終チェック
『理系数学 入試の核心 標準編 改訂版』
[特徴]
厳選された150問、そして解答の流れと重要ポイントが非常に分かりやすくまとまっている。基礎力がついていない人が取り組むのはかなり難しいですが、基礎レベルがしっかり身についた人には最適な全分野網羅問題集です。入試で絶対落としたくない問題、そして志望校の過去問に取り組む前の実力チェックにちょうど良い問題です。この問題集をしっかりマスターできれば、偏差値55の大学群の合格最低ラインは突破できます。◎こんな人にオススメ
・一通り基礎は習熟できた人 ・自分の実力をチェックしたい人 ・効率的に良問演習をしたい人
難関大で高得点をとりたい人向け
『これからの大学入試に必要な数学の「思考力」を鍛える問題集』
[特徴]
「場合の数・確率」「数列の漸化式」「整数」をメインに扱っている。メインテーマは「思考力・判断力・表現力」を鍛えることで、基礎~標準レベルの問題が解けるだけでは歯が立たないでしょう。ある程度数学に自信があって、志望校の合格平均点を確実に超えたい人にはおすすめの内容です。共通テストに対応したって書いてありますが、共通テスト模試で最低7割超えていないと取り組むのは厳しいです。多くの受験生が苦戦する単元で確実に正解するための演習書なので、その他大勢と差をつけたい人には重宝されるでしょう。条件の整理方法、解答の流れの組み立て方、部分点がしっかりとれる記述方法など、たくさんの気づきを与えてくれるはずです。◎こんな人にオススメ
・共通テスト模試で7割以上得点できる人 ・記述力を具体的に高めたい人 ・差がつく問題を解けるようにしたい人
難関大で高得点をとりたい人向け(微積)
『微積分/基礎の極意―大学への数学』
[特徴]
微積を基礎からトップレベルまで扱った最強の問題集です。「基礎」とついていますが、数学強者以外は取り組めない難解な問題集です。偏差値55レベルの大学だと若干やり過ぎな域に達しますが、さらに上のレベルも目指している人は取り組んでおきましょう。本書をしっかり演習できれば微積に関してどんなタイプの問題でも揺るがない自信を得られます。志望校の合格平均点を確実に超えたい人にはおすすめの内容です。その他大勢と差をつけたい人には重宝されるでしょう。基本的な数3の計算練習問題から、パターン別の解法や思考方法を最高に端的にまとめてくれています。全て見終わった時には、微積の受験数学で知らない知識はなくなるはずです。本書の使い方は、全ての問題をやり込むというより、知らない知識を本書で得て模試や過去問に取り組むような利用方法がオススメです。
志望校&同レベル大の過去問
『赤本などの過去問 シリーズ』
[特徴]
自分の志望校の大学、そして同じくらいの偏差値で問題形式が似ている過去問を選んでください。解くタイミングは、できれば3年生になる前の春休みです。解けなくても構いませんので、どういう問題が出題されるのか、制限時間が何分なのかは知っておこう。また、ある大学で出題された問題が別の大学で出題されることはよくあります、特に同じレベルの大学であれば、見かけ上うりふたつの問題が出ることがよくあります。また、同じ大学の中で別の学部の問題や、個別試験日程と全学部試験日程の問題を片方だけ解くのはもったいないので、必ず両方取り組むようにしてください。理想は6年分、最低でも3年分は解くようにしておきましょう。