1+1=2ってホント? 常識に向き合う (東大合格請負人 時田啓光 合格舎)
こんにちは
東大合格請負人の時田啓光です。
昔、「エジソンの母」という小学校が舞台のドラマがあった。
そこで、教師と小学生気になる会話があった
生徒「先生、先生、あのさぁ、1+1って2なの?」
先生「うん、1+1=2ですよ」
生徒「絶対2なの?」
先生「そう、絶対よ」
生徒「でもさ、でもさ、このみかん、1個と1個で2個になるけど、こうやると・・・(皮をはいで、実をばらばらにする)2個じゃないよ??」
先生「そ・・・それは違うよ、それは反則なの」
生徒「なんでぇ?だって、1+1は2なんでしょ?」
先生「それは反則です!そういうものなの!!1+1=2って決まってるんです!」
って教師に一喝されて、真相はうやむやに終わりました。
1+1って、皆さんどうやって習いました?
大人になって考えたことない。。。なんか、当たり前に使っちゃってる
そういえば、小学校では算数
中学校からは数学
って名前が変わるよね。。。 この境目ってなんだろう??
色々と定義があると思うけど、たぶんこういう事だと思う
小学校の「さんすう」で学んでいる事は、主に物の単位を使ったものです。
メートル、リットル、デシリットル、センチ、度、個、棟、匹、本、畳、羽・・・
計算をする時の大前提は
「物の単位を揃えましょう」
1個のリンゴと1mの距離を足したらいくつですか?
1個+1m=?
これは計算できない、なぜって単位がそろってないからだよね
じゃあ、1mと1cmを足すと長さはどうなりますか?
1m+1cm=?
これだと計算できないよね、どうするんだっけ?
そう、単位をそろえるんだ!
1m=100cmだから
100cm+1cm=101cm
これで出来上がり!
みかんも一緒
皮をむいていないみかんと、皮をむいてバラバラにしたみかんは
単位が違うから計算ができない
皮をむいてる同士、むいてないバラバラ同士だったらできる
この単位の原則を学ぶのが算数
じゃあ数学は??
嫌いな人いっぱいいるよね
急に、xとかyとか出てきて、証明とか
出てきて、おぇぇ(笑)
このxとかyっていうのは、「何だか分からない謎なもの」
使い方が分かりにくい よね
なんでだろう??
それは、算数は単位も情報も全部与えられいるからなんだ
むずかしい数学で求められているのは
「単位を自分で作るってこと 」
値も、単位すらも分からない 、だからxとかyを使うんだね
「見えないもの」を考える
そこにはないけど、もしあったら・・・
こんな道具あればいいのになぁ
そんな想いが数学という科目から湧き出しているのかもしれない