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東大合格請負人時田啓光による、志望校に合格するための勉強法
2020-01-23

2020センターから来年受験生へアドバイス数学編 (東大合格請負人 時田啓光 合格舎)

まず、解いてみた結果

2020年

センター数学1A 100点

センター数学2B 100点

 

SNSなどでは難化した!と騒がれましたが、

解いた皆さんの感想はいかがでしたでしょうか。

まだ解いてない!って方もいると思いますが、

問題バレしない程度に話をします。

 

全体を通して、単純な計算をさせるものは少なく、

「この条件」を満たすためには、

1.どんな数式でしょうか?

2.どんな図になるでしょうか?

3.「○○と言える」という発言は正しいか?

といった構成になっていました。

 

 

まず、知っておいて欲しいのは、

センター数学、そして来年度の新テストでも問われるのは、

「数学の会話」です。

え!?会話?何それ?と思われた方は多いでしょう。

数学は、数字や記号であふれていて、

何だか血が通ってない、

小難しいヤツというイメージをもたれがちですが、

実は、そうではありません。

 

 

例えば、数学の会話が上手な人(点数が高い人)は、

次のような感じで考えます。

 

テスト作成者「ABの辺の長さを求めて欲しい」

解答者Pさん「ABの長さを求めるんですね。」

テスト作成者「そう、ただし●●という条件でね。」

解答者Pさん「という事は、◆◆公式が使えますね。」

テスト作成者「うん、それを今回はどう使う?」

解答者Pさん「●●という条件を対応させると、方法①と方法②がありそうです。」

テスト作成者「では、やってみてごらん」

解答者Pさん「分かりました。まず方法①で取り組んでみます」

 

では、次は逆に数学で会話できてない(点数が取れない人)例です。

テスト作成者「ABの辺の長さを求めて欲しい」

解答者Qさん「これ見たことあるな、何だっけ、えーっと角度求めるんだっけ」

テスト作成者「あの・・・辺の長さを求めて欲しいんだけど」

解答者Qさん「とりあえず△△の公式使っとくか。」

テスト作成者「あの・・・今回は、●●という条件しか使えないからね。」

解答者Qさん「あれ?何で答が出ないんだ?なにこれ、えームズいな。」

テスト作成者「・・・私の話、聞いてます?」

解答者Qさん「難化だ!」

 

違いが分かりましたか。

たいてい、点数が低い人はQさんみたいに、

テスト作成者の質問やヒントをよく見ていない(人の話を聞かない)

こんな具合に自分勝手に問題を解こうとすると、

全く同じ問題が出たら答えられるが、ちょっとひねっただけで

難しいと思い込んでしまう。

そこから脱却するには、「会話」を意識することが大事です。

何を問われているのか?それを求めるには、どんな方法があるか。

与えられた条件から、どの方法が最適か。

それから、問題作成者は、どんな事ができる人を求めているのか。

そうやって向き合うことが大事です。

テクニックも大事ですが、それ以上にこの姿勢は非常に重要です。

 

数式で描かれたものを、日本語で表すとどういう意味か?

もしも、この条件で図が変化すると、最終的にどうなるか?

この日本語を数式にすると、どう表現できるか?

 

まるで、英語の読解や英作みたいですよね。

実は一緒なんです。数学は、数会話です。

こういう力を求められています。

 

ですから、普段から、公式を覚えるときに、

「どんなタイミングで使うのかな?」

「もし、この条件が変化したらどうなるかな?」

と考える習慣を付けて下さい。

進みは悪くなるかもしれませんが、

その時間を5分でも日頃からつくっていくと、

大きな成長を促してくれます。

では、また。

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